パンプスの洗い方をご紹介!革製・エナメルの素材別に徹底解説

出来る男といえば、やはりピカピカの革靴が思い浮かぶでしょう。

足元からこだわりを持っているからこそ、仕事も丁寧でおろそかにすることなく部下からの信頼も厚いのです。

女性だって同じ。

ぜひパンプスを常に美しく保つよう心掛けてください。

でも今更ながらパンプスの洗い方なんてご存じないのでは。

革やエナメルなど素材が違えばお手入れの仕方も違いますのでそれぞれのやり方についてご説明します。

飲み会で座敷に上がったりといった機会もいつ訪れないとも限りませんから、パンプスは内側まで気に掛けておくことです。

慣れれば、それほどむずかしい作業ではありません。

定期的にお手入れしてください。意外と足元だって見られているものです。

革製パンプスの洗い方は?

革製のパンプスには、革製品専用の洗剤をご用意ください。

靴屋で聞いてみてもいいですし、今時はネットでいくらでも手に入ります。

一度購入してしまえば、しばらく持ちます。

更には靴を平に入れることのできるバケツとスポンジ、使い古しで十分なので柔らかな毛先の歯ブラシ。

これらは100円ショップにあるでしょう。

あとは柔らかな布と新聞紙やシューキーパーがあれば準備完了です。

洗う前に事前の準備として、革の表面の油分を柔らかな布でふき取り靴ブラシを使って汚れとかほこりを払っておきましょう。

髪を洗う時だって、先に櫛でとかしたりといった準備をしていませんか。

丁寧に工程を勧めていく方が、痛みを減らし美しさが保てます。

バケツに40度程度のぬるま湯を入れ、靴を濡らします。

この時、まんべんなく均一に濡らしてやることです。

偏りがあると、そのまま色ムラ・シミとなってしまうのです。

専用の洗剤をスポンジで泡立て、泡で靴全体を包み込むように汚れを含ませます。

特に汚れが気になる部分は歯ブラシを使ってやります。

ごしごし擦るのではなく優しく洗ってやってください。

スポンジの泡を洗い流し、靴に付いた洗剤分、汚れを吸い取ります。

実は専用洗剤を使うと、ふき取るだけで終わりですすぎはしなくてもいいのです。

ふき取りタイプが大半ながら、場合によってはすすぎが必要となるものを購入しているかもしれません。

一応、表示をきちんと確認しておき、その指示に従ってください。

新聞紙やシューキーパーで形を整え、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾かせば終わりです。

エナメルでできたパンプスの洗い方は?

エナメルパンプスだと水洗いはNGですから、ご注意ください。

ツヤツヤと光沢があるので水をはじいてくれそう。

防水効果を持っているものと勘違いしている方は多いはずです。

革とか布の上に薄くエナメルでコーティングしているだけです。

もしもそもそもの素材とコーティングの間に水が入り込んでしまったとしたら、それを取り除くことはできません。

水洗いもダメですし、雨の日にエナメルパンプスを履いていくのも避けるべきです。

ではどうすれば良いのでしょうか。

  1. 馬毛ブラシでホコリを落としてやる
  2. ムースタイプのクリーナーを布にとって磨いていく
  3. 乾拭きをして仕上げる

3ステップで完了です。

ツヤツヤピカピカがエナメルパンプスの持ち味です。

汚れを放っておいて曇ってくると、たちまちみすぼらしくなってしまいます。

日頃よりこまめにお手入れしてやることです。

水に弱いからと防水スプレーを使用するのもやめましょう。

エナメルの表面を溶かしてしまうこともあるのです。

馬毛ブラシでの予洗いをすることでツヤが出やすくなるのですが、似ているからと豚毛ブラシは使わないこと。

こちらはコシが強くエナメルを傷つけてしまいます。

馬毛の方が柔らかい毛質を持っています。

クリーナーには液体タイプもありますが、液あとが残りやすく素人には使いづらいでしょう。

ムースタイプの方がおすすめで、ピンポン玉1個分程度が目安です。

少なすぎず多すぎず、ちょうど良い量を布にとってからパンプスに使用しましょう。

パンプスの内側に汚れが!洗い方を解説

春夏秋冬問わず使用することとなるパンプスは長く使っていると内側は、汗や皮脂で汚れてしまいます。

ストッキングをはいてはいますが、決して汗を吸収してくれる素材ではありません。

それに足の裏って皮膚が薄いこともあり、他の部分よりも汗をかきやすいのです。

密閉された靴の中、雑菌がどんどん増殖していきそれが汚れとか臭いの原因に。

靴を脱いだ途端に臭ってくるようでは、できる女とは言えません。

やはりこまめに洗ってやることです。

便利で手軽なのは中敷きで100円ショップとかにも売られています。

吸湿素材のものを使用することで汚れの原因となる湿気が取り除けます。

洗濯機で手軽に洗えますし、何しろ100円ですから汚れたら捨てて新しいものを買うとしても懐はそれほど痛みません。

服を変えるように靴だって変えるべきです。

パンプスをできれば2足は持っておきましょう。

履いた翌日はもう一足の方を履くようにして、それは風通しの良い場所で乾かしておきます。

そうすれば雑菌も溜まりにくいです。

軽い汚れが付いた程度であれば、ガーゼを水で湿らせて拭くことで落とすことができます。

エナメルであろうと、内側までは水で濡れても問題ありません。

とはいえ、外のエナメルが濡れないよう注意してお手入れしてください。

ぼろ布も良さそうですが、布の色がついてしまうこともあるのです。

色がついていないガーゼの方がおすすめ。

100円ショップで購入してガーゼを玄関に常備。

帰ってきたらすぐにも軽くふいてやる習慣をつけていてはいかがですか。

まとめ

パンプスの洗い方についてご紹介しました。

洗うと言っても水をたっぷりかけながらゴシゴシではないのです。

特にエナメル素材は水はNG。

革製パンプスも専用のクリーナーが必要です。

誤ったやり方だと、せっかくの大切なパンプスがダメになってしまいます。

専門の知識と道具を用意して、行うようにしましょう。

「家に帰ったらガーゼで一拭き」そんなちょっとした習慣をつけるだけで、靴はもっとずっと長持ちします。

大切なパンプス、長く楽しめるようにしてください。